特急「かもしか」・・・JR東日本南秋田運転所所属485系で運用

 秋田新幹線「こまち」がデビューした1997年3月のダイヤ改正で、秋田〜青森間に設定された特急です(かつて田沢湖線経由で盛岡〜秋田を結んでいた特急「たざわ」の一部の列車は青森まで足を伸ばしており、田沢湖線の改軌工事中も秋田〜青森間で運転されていましたが、それを改称したもの、ともいえるようです)。
 当初の2往復から、2001年3月には大阪〜青森間「白鳥」の系統分割・廃止に関わって3往復になっていますが、485系としては最短の3両編成(秋田方からThsc−M’−Mc)は変わっていません(多客期には「3+3」編成もあるようですが)。かつては1000番台車を主体に約160両の485系を擁し「つばさ」「やまばと」「いなほ」等を食堂車組み込みの12両編成で運用していた南秋田運転所(88年春までは「秋田運転区」)が担当する、2002年現在唯一の485系定期列車です。
(2002年11月記)
 「かもしか」登場の約半年後から南秋田485系の塗色変更が開始され、1999年度までには「かもしか」用の3編成すべてが新色になりました。
 で、私が実際に国鉄メークの「かもしか」を見たのはこのときだけなので、こんな画像で申しわけありませんが掲載いたします。

(クモハ485-1006 青森 1997年11月21日)
 「かもしか」用の3両編成は99年3月まで山形〜秋田間の「こまくさ」1往復にも入っていましたが、その後はこの色を「かもしか色」と呼んでもさしつかえないと思います。
 (青森 2000年8月17日)
 2002年12月改正では「かもしか」の秋田〜青森間3往復体制は変わらないようです。

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