本当のむかで館日記（７）

　今シーズンの自宅でのむかで出現は・・・確認されたものだけで４回。（うち３回は私の部屋。）
　１回目は「本当のむかで館日記（６）」に書いたとおり。
　２回目は８月中旬。これは私は見ていない。深夜に母が大騒ぎの末撃退し、私が行ったときには遺骸の確認もできないくらいまで処置が終わっていたが
「長さが１０ｃｍくらいの虫がゾゾゾゾゾ・・・と歩いでくんのよ、気持ぢ悪いったら。まったぐやんだぐなっずね〜」というからまあ間違いなく彼（あるいは彼女）だと思う。
　ちなみにこのとき母は噴霧殺虫剤を使ったようだが、やはり（？）かけたあと暴れまわって閉口したようである。
　３回目は８月末。私の部屋で、しかもこの文を作っているパソコンの脇。でも、長さ4ｃｍ程度のちっちゃな個体だったのでそれほどいやな気分にはならなかった。
　4回目は9月初め。今度は長さ10ｃｍほどの本格的なタイプ。体を押さえつけて頭部を狙い撃ちにする、という方法で撃退した。
　
　などと淡々と書いてしまったが、
「１０ｃｍほどの個体が１シーズンに3回屋内に侵入する」
というのは過去にあまり例のない「むかでの当たり年」でもあったのである。

　ネット上の情報をいろいろと読んでみると、基本的にむかでは屋内に常駐するような虫ではないらしいのだが、彼らが食料としている虫を追ってきたり、彼らが生息しやすい環境ができあがっていたりしたときには「侵入」する、ということらしい。
　してみると、私自身は別にむかでに好かれているわけではないとしても、結果的に私が自分の部屋をむかでに好かれてしまうような環境にしているということにもなりそうで、多少反省しているところである。

　　それにしても・・・むかでって、生きて動いているときにはすごく長く大きく見えるのだが、退治してしまったあとは同じ体がやけに小さくなったように見えるのはどうしてなのだろう？
（2003年10月18日記）

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